お 知 ら せ

平成28年9月20日(火)
ピュアリティまきび

全国初!ホテルに弥生土器を長期展示

 公立学校共済組合岡山宿泊所「ピュアリティまきび」では、古代吉備文化財センターとの共同企画として、次のとおり発掘品の展示を実施することにしました。

 当施設をご利用される県民の皆様に本物の文化財に触れる機会を提供することにより、岡山県の歴史や文化に興味と関心を持っていただき、文化財について理解を得ることがねらいです。

 初回は、上東遺跡で発掘された弥生時代後期の壺と器台のセットの土器です。いにしえの文化に触れ、思いを馳せながら、悠久の流れを感じて、当施設をご利用していただけることと思います。

 なお、今後も岡山県下の発掘品の展示を行う予定です。



展示品  岡山県古代吉備文化財センター収蔵品

場 所  ピュアリティまきび 1階待合ロビー


現在展示中
 展示品 岡山市北区高塚遺跡出土の銅鐸
 期 間 平成30年10月4日(木)〜
銅鐸(複製)

弥生時代後期(約2,000年前)/岡山市北区高塚遺跡

高塚遺跡は岡山を代表する弥生時代の集落跡です。
この集落の端から完全な形で銅鐸が発見されました。

銅鐸は弥生時代に集落のまつりで使われた道具ですが、この銅鐸は、流水文(りゅうすいもん)と呼ばれる文様などから近畿地方の製作品と考えられています。原品は国の重要文化財で、県立博物館で保管されています。



これまでの展示品 ※現在、展示は終了しています
 展示品 岡山市百間川原尾島遺跡出土の彩文土器
 期 間 平成30年4月10日(火)〜平成30年10月3日(水)
彩文土器(複製)

弥生時代後期/岡山市百間川原尾島遺跡

井戸の底から完全な形で出土した長頸壺です。

その最大の特徴は、土器の表面に化粧土を塗って白く器面を整えた上に赤色顔料でS字状の文様を描くことです。 こうした文様は龍(水神)を象ったものとする設があり、吉備の弥生人が水(農耕)に関わる特別なマツリに使用した土器と推測しています。

 展示品 赤磐市斎富2号墳出土の須恵器
 期 間 平成29年10月1日(日)〜平成30年4月9日(月)
台付有蓋壺

古墳時代後期/赤磐市斎富2号墳

トンネル状の穴窯で焼かれた須恵器は製作技術が朝鮮半島から伝わった当初から、古墳の副葬用の器としても用いられました。

この壺は、三角形の透かし孔を三段に飾る高い脚台を持ち、蓋には液体を注ぐ器をかたどったつまみをつけるなど、装飾に富んだつくりで、有力者に捧げられた特別な容器と考えられます。


 展示品 赤磐市土井遺跡出土の人物埴輪
 期 間 平成29年4月1日(土)〜平成29年9月30日(土)
盾持人物埴輪(複製)

古墳時代後期/赤磐市土井遺跡

胸に四角い盾をかまえた武人をかたどったもので、耳には耳環を表しています。

古墳を飾るためにつくられましたが、焼き上げる際にゆがみが生じたためか、窯跡の近くに遺棄されていました。人物埴輪の少ない岡山県にあって全体の姿が分かる貴重な資料となっています。

土井遺跡について
平成14(2002)年、美作岡山道路の建設に先立つ発掘調査で、県内では初めてとなる埴輪を焼いた窯跡が2基見つかりました。
いずれも丘の斜面を利用して築いた穴窯で、円筒形や人物、動物、盾形などの埴輪のほか、陶棺(焼き物の棺)も出土し、生産の様子が明らかになりました。

 展示品 倉敷市上東遺跡出土の弥生土器(壺・器台)
 期 間 平成28年9月20日(火)〜平成29年3月31日(金)
弥生土器(壺・器台)

弥生時代後期/倉敷市上東遺跡

弥生時代後期(約1,900年前)の岡山県南部では、上部が細長くすぼまる長頸壺と上下が大きく開く器台に特徴づけられる上東式土器が使われていました。

これらは多重に線をめぐらせるとともに、三角形を連ねた文様を刻んでいます。

豊作を祈るまつりで使われていた器台は、大形化して首長を弔うまつりに使用されるようになり、やがて古墳の周りを飾る埴輪へと生まれ変わります。
上東遺跡について
弥生時代〜古墳時代(今から約2,000~1,700年前)にかけて、足守川の河口近くに営まれた、岡山県を代表する集落遺跡です。港湾施設と見られる遺構も見つかっており、古代吉備の玄関口としての役割を果たしていたようです。